新型スズキ・隼は2021年に国内仕様が販売され、かなりの人気を誇っているバイクです。
さらに、世界最速のバイクという称号が類だった隼は、従来型の197psから190psに7psダウンしています。
新型スズキ・隼は国内仕様で、最高出力は188psとなっています。
従来型よりも9psのダウンとなっていますが、本記事では新型スズキ・隼の最高出力がダウンした理由なども、紹介していきましょう。
新型スズキ・隼旧型より出力ダウン!理由は?
【隼】スズキ新型「ハヤブサ」のエンジンを解説! https://t.co/qKaICbaE6A
スペックだけ見れば、最高出力は197PSから188PSへのダウン。しかし、トルクの谷は解消され、動力性能も0-200m加速、0-100km/h加速、どちらも新型の勝ち。誰もが速く走れてこそ、最強・最速である! pic.twitter.com/neP01dOBVT
— モトスポ@バイク総合情報 (@motospo_) April 19, 2021
新型スズキ・隼の最高出力の低下は、決して悪いことではありません。
確かに「最高出力ダウンして、魅力なくなったなぁ」と考える人も、ひょっとしたらいるかもしれません。
ですが、スズキ・隼の最高出力が従来の197psから188psになったとしても、それを実感できるライダーはごく一部のプロくらいでしょう。
数値にしてみれば、分かる話かもしれませんが数値に騙されてはいけません。
最高出力が低下したとしても、スズキ・隼の魅力は落ちないのです。
1psのカタログスペックに、一喜一憂するのはバイク好きなら誰もが経験することであり、考えていることでしょう。
ハイパフォーマンスを求めるライダーにとっては、最高出力は価値にも直結すると言えます。
なので、最高出力を落としてしまうと、ユーザーは離れてしまうのではないかと、スズキの開発者は悩んだのではないでしょうか。
スズキの公式ユーチューブチャンネルで新型隼の開発者が、インタビューで、「ターボ付きや排気量アップ版など、6気筒エンジンまで検討していた」と発言していました。
当初はパワーも重視した開発が、進められていたんじゃないかと予想できますね。
ですが、最終的に新型隼は従来型エンジンをベースにして、進化をしたのです。
排気量を維持しつつ令和2年排出ガス規制に対応するために、出力を落とす必要があった可能性もあります。
最高出力を抑えたのはユーザーを考えてのことだった!
皆さんこんにちは!
ユーメディア湘南です!
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従来型の最高出力197psから188psへダウンした場合は、色々な問題が発生します。
一般的には排出ガス規制対応により、出力を両立させるために排気量を拡大することが多いです。
ですが、スズキ・隼は2008年に40cc程アップしているので、それ以上は引き上げることができなかった可能性もあります。
また、排気量をアップさせた場合は、耐久性も向上させなくてはいけないので、エンジンが大きくしないといけません。
そうしたことを解決するためには、新しくエンジンを開発するしかないでしょう。
隼のエンジンは他機種展開されていないので、開発費は隼単体で回収しないといけません。
なので、197psの最高出力がある中で、9psを維持するにはなるべく販売価格を抑える必要が出てくるのです。
さらに、他の部分の開発に予算を回すことは、自然な流れでしょう。
それでも新型・隼の開発者たちは、ただでは起きなかったようですね。
スズキ・隼の最高出力を従来型より7psダウンさせても、トルク特性を良くして改善をしています。
排出規制をしつつも出力特性を維持して、最高出力を上げるというのは、非常に難しいことと言えるでしょう。
むしろ、最高出力では無理をしないで、トルク特性を重視した新型スズキ・隼の加速は、かなり良くなっているのです。
スズキ・隼は最高の扱いやすさ!
スズキ 新型ハヤブサ(隼/Hayabusa)を発表 新型モデル登場は13年ぶりhttps://t.co/5pOTGk41aO pic.twitter.com/yVkoLjjTF9
— 気になるバイクニュース/kininarubikenews (@motofunk1) February 5, 2021
バネがソフトでサスペンションも高速減衰の立ち上がり方が、とても滑らかです。
ちょっとした段差を乗り越えるにしても、しなやかに吸収してくれる感じです。
前のモデルではかなり低速走行から峠道を流すようなペースまでのライディングで、左右の切り替え指示にごろりという感覚がしました。
それが、新型スズキ・隼では、全く感じられないのです。
実際に新型スズキ・隼を試乗した人の意見を参考にすると、先代よりもなめらかで音も静かで5000回転くらいで吹けに勢いが増す感じだそうです。
まとめ
しかし、7psダウンしていてもトルクでカバーしているので、走りに関してはあまり気にするほどでもなさそうです。
ただ、新型スズキ・隼の最高出力ダウンの理由は、令和2年排出ガス規制に対応するため、仕方なく出力ダウンをしたのでしょう。
新型スズキ・隼の操作性に関しては、実際に運転した人の意見を参考にすると、操作はしやすいという意見が多かったように感じます。
乗り心地に関しては濃しと各美とかお尻が痛くならず、サスペンションの出来も良いです。
また、ハンドルとステップやシートの位置関係も、丁度良いので疲れにくい感じではないでしょうか。
新型スズキ・隼の口コミを見ても、電子制御満載で乗りやすいという意見もあります。