バイクのゴリラとモンキーの違いは何?デザインや燃費の違いも紹介

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ゴリラとモンキーは、バイク乗りなら知らない人はいない程、バイクに縁の無い人も一度見たら絶対に忘れる事は無いであろう強烈な個性を持つバイクです。

この記事では、そんな2台の特徴や燃費、オーナー様たちの声集めてお伝えします。

バイクのゴリラとモンキーの違いは何?

海外においても大ヒットしたスーパーカブとともに、本田技研の超ロングセラー「ゴリラ」と「モンキー」は前身となる「Z100」のリリースから半世紀が経ちました。

今なお再販がなされたりと多くの人から愛されているモデルと言えます。

パッと見の違いと言えば、スリムなモンキーに、ゴツめのゴリラ!と言ったところですが、実際の違いに迫ってみたいと思います。

バイクのホンダ・ゴリラとは?

ひと足先にデビューしたモンキーの派生モデルで、姉妹車として登場した事もありほとんどのパーツが共通しているゴリラです。

違いとして目につくのは小さな車体を支えるゴツイパターンを採用したタイヤと、肉厚でゆったり伸びたシート長、さらにモンキーに比べ倍ほどの容量はあろうかという燃料タンクです。

また、多くのパーツと同様にエンジン両者ともカブ系のエンジンを搭載しています。

初期にはカブと同じシーソー式の3速ギア(クラッチが無く変速が容易な方式)を採用していたモンキーに対し、ゴリラにはマニュアル4速ギアが採用され、より機敏な走りを実現していました。

後にモンキーにも4速ギアのモデルがリリースされます。

ゴリラの場合は標準で荷物用のキャリアが装備されているあたりを比較して考えると、ある程度の長距離ツーリングを想定した設計であると言えます。

バイクのホンダ・モンキーとは?

当初、遊具として製造されたZ100を公道走行に適したモデルにする事で誕生したのがモンキーです。

ゴリラ同様に小柄でシンプルな構造なため、改造やカスタムが容易な事も人気を支えるポイントと言え、現在も実に豊富な種類のパーツが販売されています。

ゴリラとの決定的な違いの秘密は、そのコンセプトに有りました。

誕生のルーツが遊具である事から、当初モンキーは自動車に積み込んで、出かけた先で気軽に乗れる原付とした側面を持っていました。

もともと小柄な車体ですが、ハンドルを折りたたみコンパクトになる他、自動車に積んだ際にガソリンが漏れないように、燃料周りにも工夫がなされていました。

個人的な見解の余談ですが、このコンセプトは後に発売される「モトコンポ」にも影響したのではと思っております。

他車には類を見ないほど幾度となくマイナーチェンジや、モデルチェンジを重ねるも排ガス規制により生産中止の追い込まれました。

依然として人気は高く、近年125CCとシリーズでは初の小型自動二輪として復活を果たし、現在もホンダのラインナップ並んでいます。

バイクのゴリラとモンキーのデザイン比較

似て非なる両者ですが、装備を含め細かいところの味付けに差が有りそうですね。
デザインに関しては個々の感性によるところも大きく、様々な意見もあると思いますので、筆者の主観を述べさせていただきます。

どちらも個性的なバイクです。

なので、どっちがカッコイイかや、オシャレだという分かれ方ではなく、直感的にどちらが好きか?と言うところで分かれるのではないかと思います。

あえて言うならば、ホンダのコンセプト面で考えた場合、自動車に載せて出先で気軽に乗れるバイクと言う「ファッション」

オシャレ的な部分はモンキーが担当し、ツーリングを想定した装備を搭載した「機能美」カッコよさ的な部分をゴリラ担当と言ったところでしょうか。

とは言え、どちらもパーツが豊富なため、系統的に好みのカスタム車を目の前にしたら、どっちもオシャレでカッコイイ!となるのが正解かもしれません。

バイクのゴリラとモンキーの燃費比較

さて、昨今の大幅な燃料価格の上昇にともなって、どんな乗り物のついてもやっぱり気になるのは燃費です。

ゴリラ、モンキーともに安定と信頼に定評のある、「カブ系」エンジンを搭載しています。

海外からの評価も高いスーパーカブ由来のこのエンジンは、筆者が初めて購入したバイクである同じくホンダの「MAGNA FIFTY」にも搭載されていました。

50CCだけにパワーの物足りなさは否定できませんでした。

筆者は、程よいパルス感と、燃費の良さには驚かされました。

ゴリラ、モンキーについては、どの様な違いがあるのか、少し調べてみました。

※下記の各数値は、ゴリラは最終型の2007年式、モンキーは直近でモデルチェンジを行った2006年式(50CCモデル)のカタログ値からの引用になります。

小見出し:バイクのホンダ・ゴリラの燃費

まずはゴリラについてですが、カタログ値では一定して原付の制限速度である、時速30㎞で平地を走った場合として90㎞/ℓとなっております。

一般的な自動車はもちろん、中型程度の二輪車(~400CC)と比較しても驚きの数値です。

実際のオーナーの声を集めてみるとℓあたり40~60㎞/ℓとの声が多数あり、平均値でも40㎞/ℓ台とちょっと残念?な結果となりました。

バイクのホンダ・モンキーの燃費

一方のモンキーはと言いますと燃費自体のカタログ値は同じく90㎞/ℓです。(現在発売中の125CCモデルは71㎞/ℓ)

車体の重量でゴリラよりも多少軽いという事が、どう影響するのか注目したい所です。

が!オーナー様の声で多く見受けられたのは、ゴリラと同じく平均値では40㎞/ℓ台と実にカタログ値の半分ほどの結果となりました。

燃費詐欺?ではありませんwww

カスタムベースとして人気の両者は、ボアアップ(エンジンの改造による排気量の拡大に伴うパワーアップ=燃費ダウン)を施している、オーナー様も多くその影響は否定できません。

公道も平地ばかりではない事も、関係しているとみていいでしょう。

加えて、交通の流れを意識した場合、法定速度の30㎞/hを厳守しているのかどうか... はご想像におまかせします。

バイクのゴリラとモンキーの評価

最後に、ゴリラとモンキーそれぞれの評価の声を、集めてみたいと思います。

どちらも非常に個性的なバイクですので、根強いファンがいるのは間違いないでしょう。

先に「似て非なる」と紹介しましたが、基本的な構造は似通った部分が多く同様の意見が多くなる気もしますが、どのような違いが出るのか注目したい所です。

バイクのホンダ・ゴリラの評価

ゴリラの魅力はどこに有るのか、オーナー様やネット上の声を参考に集めてみました。

  • メンテナンス性が良い。
  • 取り回しが良い。
  • デザインが良い。
  • 燃料タンクに余裕を感じる。
  • トルクがあり思ったよりキビキビ走る。
  • 思ったより燃費がイマイチ。

と言った声が大半を占めていました。

コンパクトな車体とシンプルな構造でカスタム、メンテがしやすく取り回しは抜群!

まさにコンセプトをそのまま形にしたモノが、ユーザーに受け入れられていると言った感じです。

バイクのホンダ・モンキーの評価

同じく、モンキーのへの声も集めてみました。

  • サイズ感が良くカッコいい(カワイイ)。
  • 思ったより走りが良い。
  • 取り回しが楽チン。
  • 無限に有ると思えるほどカスタムの幅がとにかく広い。
  • 整備が簡単でメンテナンスの入門にピッタリ。
  • やや乗り心地が不満(凸凹の衝撃がダイレクトに来る!!)。

などなど、様々な意見は有るものの予想通り(?)ゴリラとほぼ同じ意見が多くある印象となりました。

高評価な点こそほぼ同じ結果と言える内容ですが、マイナス評価において若干の差が有ると感じました。

乗り心地などは、自走のツーリングを意識した、ゴリラのコンセプト通りの結果なのが気持ちいいくらいです。

また、販売期間の差は有るものの、新車の販売台数はモンキーの方が格段に多いそうです。

これだけの個性をもった2者ですので、良い悪いというよりもどちらが好きか?で選んで全然問題ないと思います。

まとめ

今回の記事作成をするにあたり、本田技研が送り出したヒット車種、ゴリラとモンキーが、いかにユーザーからの支持が高いかを再度認識しました。

手軽さ、メンテナンスや維持の易さ、特に国内はもちろんのこと、海外においても高い注目を集めるカスタムの楽しみなどにあふれ、モンキーデビューの礎となったZ100が「遊具」として誕生し、その側面が現在にも大きな魅力として引き継がれている事にホンダの信念のようなものを感じずにはいられませんでした。

2021年現在、新車購入出来るのは、モンキーの125CCがラインナップされているのみです。

ですが原付二種(小型自動二輪免許)は、普通自動車免許を所持している場合、最短2日で取得できる(原付二種AT限定)など法改正がなされ、各メーカーが力を注ぐカテゴリーとなっています。

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