バイクの最適なエンジンオイルの選び方ってある?粘度の見方も紹介

メンテナンスについて

バイクに最適なエンジンオイルを入れたいというのは、誰でも考えることではないでしょうか。

エンジンオイルには種類があり、それは油種だったりグレードだったり粘度や規格だったりします。

本記事では、バイクのエンジンオイルの基本的な選び方や、基礎知識などを紹介していきます。

無難で正しいバイクのエンジンオイルを選ぶ方法

エンジンオイルは、たくさんあるので何を選べば良いのか分からないという人も、結構いるのではないでしょうか。
「純正オイルを使用している」という人もいますが、ハッキリ言えば「どうせ交換するなら、違うオイルを使ったほうが良いかも」と、筆者は思うわけです。

これは人それぞれの考え方があるので、「これが正しい」というものじゃないですけどね。

まず、新車の時から入っているエンジンオイルを使用したい場合は、あなたのバイクに指定されているオイルを調べましょう。

また、新車の時から入っているエンジンオイルに関しては、オイルの性能なども理解しておく必要があります。

極端に性能が違うオイルの場合は、何が起きるか想像ができません。

ただ、エンジンオイルについて詳しい場合は、色々と試すのも一つの楽しみにつながります。

しかし、エンジンオイルに詳しくない場合は、新車時に入っていたエンジンオイルと同じものを、使用したほうが無難だと筆者は考えているのです。

つまり、エンジンオイルについて詳しくない場合は、新車時に入っていたオイルを入れたほうが無難だという事です。
エンジンオイルに関してメーカー指定のオイルを入れるなら、バイクの取扱説明書を読めば記載していることが多いです。

バイクのエンジンオイル粘度の見方

エンジンオイルには粘度というものがありますが、粘度が高ければ良いとか低ければ良いというものではありません。
エンジンオイルに関して知識が無い場合は、メーカー指定の粘度を守ったほうが無難と言えます。

オイルの粘度というのはオイルの硬さを表していて、自動車やバイクのエンジン性能に合わせて粘度も設定が変わってきます。

何も考えないでエンジンオイルの粘度を上げると、性能が落ちることもあったり不都合が起きることもあるので注意が必要です。

エンジンオイルに求められるのは「エンジンの保護」であり、性能アップではありません。

早い話を言えば、エンジンオイルで性能が変化するなら、誰も苦労はしないのです(苦笑)

エンジンオイルはエンジン内部で薄っすらと膜を張り、金属同士がすれてもダメージを極力少なくしています。

さらに、エンジン内部の部品同士がスムーズに動くようにするのも、エンジンオイルの役目であると言えます。

サラサラすぎるエンジンオイルの場合は、油膜が作れないので金属同士がすれてしまいやすいです。逆に、ドロドロすぎるとオイルが隙間に入らないという事もあります。

エンジンオイルの粘度の見方ですが「10W-20」というエンジンオイルがあったとして、「10W」はオイルの耐寒性能です。

そして「20」というのは耐熱性能を示しています。

左側の数字がどのくらい寒い日に、使用できるエンジンオイルかを示し、右の数字でどれくらい熱に強いのかを示しているのです。

昔は左右の数字について、外気温に関連していると言われていましたが、現在は右の数字は外気に依存していないという考え方に変化しています。

たとえば、「10W-30」のオイルの場合は外気温35℃では最適ではないと言われていましたが、現在は、外気温40℃以上でも使用できるという表記に変化しています。
エンジンオイルの粘度については、自己判断でメーカー指定を変更するのは危険です。

確かに、バイクのことに詳しくなってきたら、色々と試すのも悪くはありません。

しかし、バイクについて詳しくないという場合は、メーカー指定のエンジンオイルを使用したほうがトラブルが発生しにくいといえますね。

化学合成油と、部分合成油、鉱物油などの違いは?

エンジンオイルには、以下のような種類に分類されています。

・化学合成油
・部分合成油
・鉱物油

エンジンオイルを製造する場合に、基礎となるベースオイルの種類を上記は表しています。

エンジンオイルはベースオイルに添加剤を配合することにより完成されていますが、添加剤は熱に弱く寿命が短いのです。

なので、エンジンオイルはベースオイルの性能が、とても重要になってくると言えるでしょう。

化学合成油

化学合成油は原油に高度な精製を施し、不純物を限りなく排除した純度の高いオイルを言います。

特徴は、耐熱性が高く寒い時期も、エンジン始動がスムーズです。

オイルの性能については、最高クラスと言えますが、高性能なので値段は高いです。

部分合成油

部分合成油は鉱物油や高度水素分解油を、化学合成油にブレンドして、品質を高めたオイルを良います。

化学合成油の性能と、鉱物油の良いとこどりをしたオイルです。

鉱物油

鉱物油は昔からあるオイルで、原油から不要な有害成分を取り除いたオイルです。

コストパフォーマンスに優れいるので、最も普及しているオイルと言えます。

性能面では化学合成油や部分合成油に劣るのですが、一般的な使用用途なら全く問題なく使用が可能です。

古いバイクの場合は最新のオイルの強い洗浄能力によって、エンジンに取り付けられているゴム関係が耐えられず、オイルが漏れるという事もあります。

その対策として、鉱物油が選ばれることもあります。

結局バイクのエンジンオイルの交換時期はいつ?

バイクのエンジンオイルの交換時期は、一般的に「走行距離3000km~5000km」のタイミングで交換するのが良いとされています。
劣化の早いオイルで1000キロと言われていますが、出来る事なら3000キロ~5000キロごとに、エンジンオイルを交換しておきたいところですね。

ただ、走行距離だけを見ても意味がありません。

なぜなら、人によっては1ヶ月で、3000キロ~5000キロを超えることがあるからです。

そうなると、距離だけを見た場合は、エンジンオイルの交換頻度が多くなってしまいます。

なので、距離を走る人の場合は6ヵ月を目安に、エンジンオイルを交換するのも良いでしょう。

まとめ

バイクのエンジンオイルの交換時期は、一般的に「3000km~5000km」で1回交換と言われています。

ただ、エンジンオイルは高級なものを入れれば良いというわけではなく、バイクごとに適切なオイルを入れないと意味がないのです。

さらに、日頃エンジンオイルについて気にしていない人は、今回の記事を参考にオイルを選んでみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました