バイクのバッテリーの交換時期とその費用を教えて!【初心者向け】

メンテナンスについて

各部のオイル等と同様に、見えない所で大きな働きをしてくれているのがバッテリーです。

見えない部分ゆえに、ほったらかしになりやすい部品でもあります。

しかし、車種にもよりますが、劣化したバッテリーを使用し続けると走行中に突然エンジンが停止したりと思わぬトラブルに見まわれます。

ここでは、バッテリーの交換時期や、費用、簡単な点検方法などについてお伝えいたします。

バッテリーの残量はどこを見ればいい?

さて、バッテリーの残量についてですが、最も簡単な確認方法はメーター周りを見る事です。
メーター周りには、様々な警告灯(ランプ)が有り、キーを回すと全てのランプが点灯しエンジンが掛かると消える仕組みになっています。

四角の中に「+と-」が有る物が、バッテリーのランプで、他のランプが消えるタイミングで消えない場合は電装系統の異常が有るサインとなっています。

また、バッテリーの状況を詳しく知るためには、”テスター”を使用し電圧を測るとよいでしょう。

バイク用のバッテリーテスターは、ネットで3,000円程度~で購入できます。

方法としては、まずバイクのバッテリーの位置を確認し、カバーや、ケースに収められている場合は目視できる程度まで、外します。

大半は、比較的確認しやすい所に位置していますが、スクーターや、外国車など分解が困難であったり、不安な場合は慣れている人にお願いしましょう。

バッテリーが見えたら、テスターの+(赤)のケーブルをバッテリー+の端子に接続します。
その後、-(黒)のケーブルとバッテリーの-端子を接続し、用意したテスターのマニュアルに沿って電圧を測定します。
概ね、12~13V程度が標準の電圧とされています。

バッテリーの交換時期はいつ頃が良い?

交換時期は、使用条件や車種により全く異なりますので注意が必要です。
平均的には2~3年と言われていますが、充電の有無や、冬場の保管方法で大きく変化します。

また、外国車や大型の高級バイクにはイモビライザー(電子ロックや防犯アラーム)機能の付いた物が有り、非常に電力消費が激しいため1年で交換と言う事例も有ります。

体感としてはエンジン始動時のセルモーターの動きが分かりやすく、「寒くもないのにセルが鈍い」と思ったら電圧を測定して見るのも良いでしょう。

バッテリーは走行する事でも充電は出来ますし、もちろん充電器を接続する事でも充電できます。

しかし、何年も使用していれば必ず劣化して行きますので、お持ちのバイクに合わせて3年で交換!など「自分ルール」を作る事が有効です。

筆者も米国産のバイクを所有していますが、バッテリーの電圧が低くなるとエンジンが止まってしまうため、点検を兼ねて春先にバッテリーを交換するのが”初乗り”のルーティンとなっています。

バッテリー交換費用はいくらかかるの?

さて、費用に関してのお話ですが、交換時期同様に多岐に渡ります。

本体価格だけにしても3,000円程の物も有れば、20,000円を超える価格のバッテリーも有るため、選ぶ際には悩む事でしょう。

メーカー純正(指定)の物は比較的、高めの価格になる事が多い様ですが、安定した安心感を優先したい方にはおススメです。

コスパを優先するのであれば、他メーカーの互換バッテリーがおススメです。

互換品のバッテリーは純正品に比べ半額近い物が多く在ります。

安すぎる物には不安も残りますが、筆者の体験としても5,000円程度の物であれば問題なく使用できるでしょう。

最近ではバッテリーでトラブルが起こった場合、無料のロードサービスが使用できる購入特典が付くメーカーも出てきており、互換品の品質も向上して来ている事が伺えます。

また、ショップで交換を依頼した場合ですが、バッテリーの本体価格に加え交換工賃や古いバッテリーの処分費用が必要になる場合が有ります。
ショップによりますが、諸々を含む総額で15,000円~25,000円が相場の様です。

バッテリー交換は自分でも出来る?

バッテリーの交換が出来るのか?ということですが、もちろん可能でポイントは大きく分けて3つです。

①バッテリーの取り付け位置の確認。
②バッテリーのサイズや容量を調べる。
③正しい交換手順を身に付ける。

大まかですが、この要点を抑えておけばバッテリー交換はそう難しくは有りません。

カバーを外したり、やや手間に感じる部分も有りますが、比較的簡単な部類に入るメンテナンスですし、点検も兼ねる意味で自分で交換するのはおススメです。

何より維持費の節約になるのは、大きな利点です。

バイクのバッテリーを自分で交換する方法

交換方法については、車種ごとの違いが有ると思いますが、上記のポイントに合わせてお伝えします。

①バッテリーの取り付け位置の確認

まずは、目視または、メンテナンスマニュアル等でバッテリーの位置を確認し、必要に応じてシートやカバーを外しバッテリーを出し入れするスペースを確保します。

②バッテリーのサイズや容量を調べる

バッテリーにはそれぞれ型(タイプ)が有り、サイズや形状ににも異なり、バッテリー本体には英数字で表記されています。

例「YTX 14 L-BS」など。

これを間違えると、せっかく買った新しいバッテリーが取り付け出来ない場合が有るので、しっかりと確認しましょう。

英数字1つ1つにも意味が有るのですが、全く同じ、もしくは「相互品」や「互換品」となっている物を選択しておけば間違いないでしょう。

ただし、ネットでバッテリー購入する場合、液入れや初期充電を伴う事も有るので、充電器が無かったり、自信のない方は”初期充電サービス”をしているショップを選びましょう。

数百円の手数料で、充電などを済ませ、すぐに使える状態で購入出来ます。

③正しい手順を身に付ける

車両とバッテリーは端子の付いたケーブルをボルト(ネジ)とナットで締め付けるだけですので、取り付けその物は難しくありません。

ただし、トラブル防止のため順番を守りましょう。

①-端子を外す
②+端子を外す
③古いバッテリーを取り出す
④新しいバッテリーを装着し+端子を付ける
⑤-端子を付ける

手順を間違えると、ショート起こす可能性があり非常に危険です、作業自体は単純ですが気を付けて作業しましょう。

まとめ

普段から、見えない所で仕事をしてくれるバッテリーですが、ポイントを抑えておけば難しい事なく点検や交換が可能な部品です。

手を掛けると、バイクへの愛着も深まり、費用もカット出来て言う事なしですね。

これから寒くなるに連れ、バッテリーの性能も下がる季節となります。

交換にチャレンジするのも良いですし、時々思い出してバッテリーの事も気にかけてみてはいかがでしょうか。

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